事業仕分け
いろいろと注目されている事業仕分け。
私が関わっている仕事も、あながち、事業仕分けとは無関係ではありません。
ですから、どのように判断が下されるのか、気になるところです。
当然、事業一つ一つをていねいに見ていくことは大切ですし、自分が関わっている活動に関する部分は気になり、簡単に「廃止」なんて判断されてしまうとなると、その効果について説明したいところです。
ただ、「事業名」だけでは想像もできないような事業が含まれていたり、本来、必要とされるべきところに予算がついていなかったりするのが実際のところ。
そうしたことを、一から洗い出すためには、今回のような取り組みは必要だと思っています。
少なくとも、自民党政権ではできなかったこと。
限られた税金をどのように使うのか。
きちんと精査することは大切であり、このような取り組みをキッカケにして、必要な事業に予算をつけ、不必要な事業、あるいは民間がすべき事業は民間に任せる、というように切り替えていくことが、政権交代した民主党に課せられています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091117-00000136-mai-pol
<事業仕分け>前半の作業終える…1.4兆円の財源確保
11月17日21時42分配信 毎日新聞
政府の行政刷新会議は17日、来年度の概算要求から無駄を洗い出す「事業仕分け」の前半5日間の作業を終えた。事業の「廃止」や「予算計上見送り」による予算の削減のほか、公益法人などの基金の国庫返納などを求め、総額1兆4000億円を超える財源を確保できる見通しとなった。24~27日に後半の事業仕分けを実施し、更なる上積みを図る。【平地修、寺田剛】
5日目の17日の仕分け作業では、地域のNPO(非営利組織)活動を支援する内閣府の「現場の出番創出モデル調査」など5事業計42億円について「廃止」と判定した。
また、独立行政法人・福祉医療機構については積み立てている基金2787億円の全額を国に返還するよう求めた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の中型ロケット計画も中止すべきだとして、58億円の「予算計上見送り」と判断した。
刷新会議が仕分けの対象とした447事業のうち、前半5日間で仕分けをしたのは243事業。毎日新聞の集計では、「廃止」と判断したのは計33事業879億円で、「予算計上の見送り」は12事業582億円。「予算縮減」のうち、削減幅を明記したものを含めると、削減額は計約4900億円となる。
また、国庫への返納を求めた公益法人や独立行政法人の21の基金や貸付金の合計は約9500億円で、削減額と合わせると1兆4000億円を超えた。
削減幅を明示していない「予算縮減」や、「地方や民間への事業移管」の判断が多数を占めて、「予算要求通り」と判断したのは、厚生労働省の「優良児童劇巡回事業」のみだった。
10年度当初予算の概算要求額は過去最大の95兆円に上り、政府は3兆円以上の削減を目指している。
仕分けの結果を年末の予算編成に向けた財務省の査定に反映させ、歳出の抑制を図る方針だ。