昨年7月の参院選における高校3年生相当の投票率
総務省で開催されている「主権者教育の推進に関する有識者会議」において配布され、すでに公表となっていますが、<昨年7月の参院選における高校3年生相当の投票率>のデータをまとめてみました。
静岡、福井、京都、愛媛、佐賀、大分、宮崎の各府県のみですが、<18歳代の投票率>よりも、<高校3年生相当の投票率>が高いことがよくわかります。
===
第24回参議院議員通常選挙における高校3年生相当の投票率(%)
<静岡県>
高校3年生相当=81.3
※県教委アンケートより(新有権者約4,900人を対象)
※18歳全体=48.70/19歳全体=37.15/県全体=55.76
<福井県>
高校3年生相当=70.73
※全数調査より平成10年4月2日~7月11日生まれの者を抽出
※18歳全体=48.10/19歳全体=36.24/県全体=56.50
<京都府>
高校3年生相当=73.4
※府教委アンケートより(新有権者約3,200人を対象)
※18歳全体=51.12/19歳全体=42.78/県全体=51.16
<愛媛県>
高校3年生相当=67.72
※全数調査より平成10年4月2日~7月11日生まれの者を抽出
※18歳全体=41.43/19歳全体=29.90/県全体=56.36
<佐賀県>
高校3年生相当=68.2
※佐賀新聞アンケート(佐賀新聞ウェブサイトにて県内38校6,123人が回答)
※18歳全体=49.61/19歳全体=40.02/県全体=56.69
<大分県>
高校3年生相当=70.23
※全数調査より平成10年4月2日~7月11日生まれの者を抽出
※18歳全体=47.75/19歳全体=37.17/県全体=58.38
<宮崎県>
高校3年生相当=64.56
※26市町村のうち19市町村からの抽出
※18歳全体=38.54/19歳全体=28.07/県全体=49.76
===
※出典
主権者教育の推進に関する有識者会議(第1回)
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/syukensha_kyoiku/index_00001.html
資料1 参議院議員通常選挙(選挙区)における投票率の推移及び年齢別投票率PDF
http://www.soumu.go.jp/main_content/000461902.pdf
高校の現場において、投票に行くことの呼びかけや、模擬選挙を含めた選挙啓発の効果があったと言えるでしょう。
逆を言えば、今回、学校で行われたような呼びかけが今後も継続されないと、投票率が下がる可能性もあります。
すでに、各地では地方選挙が行われており、それらでの18歳代の投票率の低下も指摘されてきています。
投票率がすべてだとは言いませんが、それでも、選挙や政治にいかにして関心を向かわせていくのかは、大きな課題だと言えます。
« 総務省「主権者教育の推進に関する有識者会議」に出席 | トップページ | 東洋大学の4年間を終えて、次の一歩へ。 »
この記事へのコメントは終了しました。
« 総務省「主権者教育の推進に関する有識者会議」に出席 | トップページ | 東洋大学の4年間を終えて、次の一歩へ。 »
コメント