人事院主催「実務経験採用者研修」に参加
本日は、人事院主催の「実務経験採用者研修」の、『先輩職員との意見交換』という部分に、”先輩職員”として参加させていただきました。
この研修、私はちょうど1年前に参加者として出席しましたが、他省庁の民間出身者と出会う機会がほとんどない中、いろんな刺激を受けたことを思い出しました。
実務経験採用されている各省庁の職員は、それまでの経歴もバラバラ、年齢もバラバラ。いわゆる”往復切符”の2年間での企業からの出向で、そのほかに、社会人採用で採用された方、転職された方などいらっしゃいます。
30名弱の参加者を4グループに分けて、”先輩職員”が前半・後半(各90分程度)、2グループを担当する、というものでした。
「(決済のために)判子をやたらと押す」
「期限が1時間後という”ショート”で対応の結論を出さないといけないことがあり、プロパーの方の判断力に感心してしまう」
「休暇のことなどの説明が全くなく、誰に聞いたらいいのか分からない」
「公務員は労働基準法が適用されず、人事院規則で定められているということを先日知った(という発言を受けて、初耳の方も複数いました)」
「書類がうずたかく積み重ねられていて、民間では鍵付きの引き出しなどに閉まっていた書類がそのまま」
「用語が特殊で、何を言っているのかわからず、話が通じないことがある」
「出張をした時の精算に時間がかかる」
「少ない職員で、こんな膨大な業務をしているとは思わなかった」
などなど。
うなづくことばかりで、民間との違いに、皆さん、驚かれているようでした。
とはいえ、民間であっても、企業文化・風土でそれぞれ異なることもあり、「良い/悪い」で判断するものでもありません。
”違う””異なる”ことを受け止めた上で、いかにしてより良い方向にもっていくのか。また、分からないことがあれば、積極的に質問をし、背景にある”ルール”や”仕組み”を理解することも大事だと思います。
そして、同じ民間出身者同士が連絡を取り合ったり、連携することも大事で、今回の研修はそうしたキッカケにもなったと思います。
私も、これまでの経験を踏まえ、次につなげていきたいと思います。
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