「NPO」から「国家公務員」への転職~9ヶ月経過
ふと気づくと、NPOから行政に転職して9ヶ月が経過しました。
「子どもの学び支援ポータルサイト」「熟議」など、これまで同様に担当しています。
「震災対応」においても、震災から1年が経とうかという時期でもあり、当初よりも落ち着きがでてきている面もありますが、新年度を控え、次のフェーズに移りつつあります。
何より、子どもの学ぶ環境、育つ環境そのものが、まだまだ回復されてはいません。
被災地で活動されている方々からお話を伺っていますが、自治体によって、NPOに対する見方も異なります。
NPOによる取り組みに理解ある自治体もあれば、理解していただけない自治体もあるようです。
だからといって、手を引くのではなく、地道に、地域の中で人間関係を築きながら活動を行うこと。
単なる”仕事”としての割りきりではなく、”出会い”や”ふれあい”を大切にして活動する仲間。
”お役所仕事”として割り切るのではない、まさに、”新しい公共”としての取り組みは、今後さらに重要になってくると思います。
また、東京にいて仕事をするのと、現地に入って仕事をするのとでは現場感覚が異なるのでしょう。
東京からの視点だけに陥らないように現場感を大切にしたいところです。
そしてまた、常に現場に行けるわけでもなく、そこがジレンマです。
さらにいえば、「現場」もさまざまで、被災地の役所も現場ですし、さらにその先の学校も現場です。
「現場」をいかにして感じ、感じたことをいかにして政策につなげるのか。
この現場感が、今、行政には求められていると、行政の中にいながらにして痛感しています。
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