高見恭子さん(タレント・参加)などとディスカッション
今日は、東京ボランティア・市民活動センターで開催されている
「市民社会をつくるボランタリーフォーラム2007」に、
分科会のパネリストの一人として参加しました。
参加した分科会のテーマは
『わたしたちの“共育”基本法
「今、子どもたちのために出来ること」』
http://www.tvac.or.jp/special/vf2007/prg_09.html
いわゆる昨年末の教育基本法改正を受けて、
その是否を問う、というよりも、
そもそもおとなは子どものために何ができるのだろうか、
ということについて深める、というのが分科会の狙い。
パネリストには、
タレント・作家の高見恭子さん、
絵本作家の森野さかなさん、
青梅市で自立援助センターを運営されている工藤定次さん
(職場つながりでもあります)などなど、
そうそうたるメンバーが参加されていて、
私は子どもの権利条約ネットワーク事務局長として、
その末席に参加させていただきました。
子どもの権利条約については、
「生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利」の
どれもが「義務をはたさないと保障されない」のではなく、
生きていくうえでは「あたりまえのこと」とし保障される。
そうした「あたりまえのこと」をまとめたのが条約であり、
日本ではそもそも「基本的人権」として保障されている。
ということを説明。
※「権利」の英語は「Rights」ですが、
「Rights」のそもそもの意味は「あたりまえ」「正しいこと」。
「Rights」を「権利」と訳したのは福沢諭吉だそうですが、
「権利」と訳すことで「権威」「権力」などを想像させ、
遠い存在と感じる方が多いと思います。
でも、「権利」の語源を考えると、
その意味は、「人間としてあたりまえのこと」であり、
「義務」以前に保障されるべきことなのです。
とはいえ、そうした「堅い」「まじめ」な話よりも、
「子どもの権利条約の精神を広める活動をしているとはいえ、
子育てをしていると、しつけやらで日々、考えさせられる」
といったことを時間的にも多く話しました。
高見さんや森野さんからも、
「子育ては大変」「身近におせっかいな人がいるから助かる」
といった声が寄せられていて、
いろいろな価値観を持っている人がいるからこそ、
人間として成長できるのだな、ということを改めて認識しました。
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