2005年度最後の公民の授業
[写真:2クラスの教え子から
いただいたメッセージ]
今日は、今年度最後の「公民」の授業でした。
思いがけず、2クラスそれぞれから
私に対するメッセージをいただき感謝です。
さすがに「泣く」まではいきませんでしたが、
こうしたメッセージを戴けるのは、本当にうれしいものです。
昨年度は初めての授業だったため、
年間スケジュールを立てることから始まり、
テスト作成や成績付けはもちろん、
日々の授業のための教材研究など、
週末のほとんどは消えていました。
そして今年度は、昨年度の蓄積を踏まえて
なんとか「教える」ということに慣れてきたように思います。
それでもまだまだ、教えたりなかったり、説明不足だったり、
あるいは、細かなところまで説明をしすぎて
生徒が消化不良になっていたり、
ということを感じることが多々ありました。
う~ん、やはり常に勉強が必要だなぁ、
なんて思わずにはいられません。
ちなみに私自身は、年に2回、
生徒から「授業評価」なるものを行ってもらっています。
いわば、「先生の通信簿」ですね。
氏名を書かない形式なので、
生徒も自由に感じたままの評価をしてくれるので、
私自身、この授業評価から学ぶことが多いです。
そしてまた、凹むことも・・・。
でも、人間は誰しも成長し続けるためには、
良い面・悪い面を知ることは大切だと思います。
良い面をよりよく伸ばし、悪い面を改善していく。
学校での「通知表」も同じでしょう。
とはいえ一方で、「その時」の成績を絶対視して、
次のステップにすすめない方がいるのは残念なことですが。
そんなわけで、私自身が一方的に成績をつけるのではなく、
学ぶ主人公である生徒から教える側に対する評価をいただくことで、
自分では気づかないことを知りたいですし、
次のステップにつなげていきたいと思っています。
(私が教えているのは私立の中学校ですので、
わざわざ学費を払って学びに来ています。
受益者からの評価を受け入れることは、
お金をもらって教える側にとっては必要だと思っています)
ちなみに、生徒からいただいた授業評価(自由記述部分)は、
下記のような感じでした。いかがでしょうか・・・?
・板書をきれいにして欲しい
→キレイな字はともかくとして、
丁寧に書けば問題ないのですが、
限られた授業時間、丁寧に書く余裕が・・・。
今後の課題です。
・ゆっくりと話して欲しい
→それなりの分量の板書をしていたこともあり、
生徒が板書をノートに写し終わらないうちに
説明をしてしまったことが多々ありました。
一応、書き終わるのを待ってはいるのですが、
やはり、授業時間に限りがあるからどうしても・・・。
板書の量と説明内容。精査が必要ですね。
・プリントが分かりやすくテストに役だった
→昨年度は、プリントに記入してもらう形式で授業を行ったのですが、
どうしてもプリント中心になってしまうため、
今年度は板書をメインにして、
同じ内容の穴埋めプリントを別途配布しました。
作成する手間はかかるのですが、
このやり方は、それなりに好評でした。
・模擬選挙や株式ゲームなど、実際にやることで理解が深まった
→文字や教科書の説明は『分かった』つもりになっても、
実生活上ではどうしたらいいのか『分からない』ことが多いです。
社会人になるにあたって必要なことは自分で考え、行動し、学ぶこと。
そのためにも、色々と体験してみることが大切です。
本当は、ディベートをやったり、ゲスト講師を招いたり、としたかったのですが、
そこまで余裕がなかったのが残念です。
・その他、「楽しかった」「面白かった」が多数・・・
→「楽しさ」「面白さ」を授業で求めたわけではありませんが、
結果的に、「公民」という「堅いイメージ」の授業を
身近に感じてくれたのであればうれしいです。
あとは、学んだ内容を実生活に活かしててくれることを望みます・・・。
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